フィルターを付けた場合のフィルムISO値の設定法

 1)一眼レフ、ミラーレス、その他フィルターを通った光を測光しているカメラ
   この場合は、フィルム記載のISO感度をそのままカメラに設定する。
   ISO400のフィルムならISO400。

 2)フィルターを通らない光で測光しているカメラ
   フィルターで減光する分、ISO感度を下げてカメラに設定する。
   例えばイエローフィルターで1/3EV減光する場合、
   ISO400のフィルムであれば1/3EV感度を下げてISO320を設定する。

  3)露出計を内蔵していないカメラで、単体露出計を使う場合。
   2)と同じくフィルターで減光する分、ISO感度を下げて露出計に設定する。

 この補正値は一般には、イエローフィルターで1段(1EV)、オレンジが2段(2EV)、レッドが3段(3EV)が目安とされているが、実際にはこれほど減光していない。大体、イエローフィルターで1/3段(1/3EV)、オレンジが1段(1EV)、レッドが2段(2EV)ぐらいで、目安と1段ぐらい差がある。自分の露出計で、フィルータ有りと、フィルター無しの場合の、EV差もしくは、シャッタースピード固定で絞り値の差を比べてみるのが良い。