Kentmere400でD-19現像液を試してみた

コントラストが弱いKentmerepan400に硬調の現像液を試してみた。しかし、現像時間が分からずとりあえず、D-19(1+1) 12分@20℃ で試してみたが、明らかに過現像だった。次回は9分で試してみることに。D-19はハイライト部をアップしてコントラストを上げる硬調の現像液。始めはFomapan400用に作ってみたが、ハイコントラストのFomapan400にさらにコントラストを上げても仕方ないので試していない。

本日の散歩写真

なお過減象のため、空などに粒子が一杯でるコマがあったけど、PhotoDirector365を使えば、無かったことにしてくれます。以下は66%除去した例。画像が小さく分かりにくいので、詳しくは本編で確認ください。
【追記】記事部の枠を広げたので、違いが見やすくはなっている。こ汚い空が透き通る空に変わった。

なおD-19の処方は以下。10リットルの原液を作るのに約1万円かかる。1本現像するのに1+1で125cc必要なので10リットルで80本分。135円/本となる。しかし、現像液は同じような薬品を使うので、D-19以外の現像液も簡単に作ることができる。なおMarixでMX-19という同等品を880円/1リットル販売していおり、興味のある人は、これを試してみるのもあり。

処方の出典は『暗室百科』(写真工業出版社、2003 第9刷)p.53。

Kentmere400 調整後はこんな感じに

Fomapan400との違いはコントラストが低いこと。しかし、暗いところがつぶれていないので、ソフトで調整可能。調整と言っても、windows付属のPizef LTで3step分暗くして、コントラストを25で調整しただけ。とりあえず、使えそうなフィルム。次回はネガを薄く仕上げないと。

9月18日の散歩写真

スキャナーからの出力                     画像調整後

Kentmere400 初撮影/初現像

 朝は雨だったけど、昼から天気もよくなったので、夕方Kentmere400の初撮影に。とりあえず現像はFuji SPD(1+1) で10.5分@20℃でやってみた。10分が標準のようだけど、安全策で若干長めに。取り敢えず画像は出ていて、若干濃ゆ目。次回は若干短めにやることに。Fomapan400ではまだらになることが多かったので、シート全体に画像が出てきているのは久しぶり。やっと普通のフィルムに戻ってきた感じ。しかし、スキャンしてみないと本当のところは分からいけど。

 ただ、フィルムが普通と逆方向にそねっていて、リールに巻くのに苦労した。フィルムを裏表逆に巻けばよいのだろうけど、乳液面に傷が付く可能性もあるのでやりたくない。

【追記】以下が何も加えていない、スキャンの出力画像。濃いめの現像だったこともあり、うわさ通りのフラットな画像。明るさやコントラストをソフトで調整する必要がある。Fomapanの場合はそのまま使えるほどのコントラストが付いた画像が出てくる。ただ画像を見てわかるように、ほぼ暗くつぶれたところがない。Kentmere400はコントラストが弱いのが欠点とされるが、ソフトで調整することを前提とするのであれば、こちらの方が向いている。なぜなら、コントラストがきつい画像から、コントラストを落とすことはできないから。次回は現像時間を9.5分ぐらいまで落としてみることに。

OM-1は黒も似合う

 今日は曇りで気温も上がりそうになかたので、いつもの港を目指して散歩写真。機材は黒にグリップを付けて黒のストラップ。OM-1は黒が人気あるようだけど、結構似合っている。OM-1はレンズを付けて700g余りと、散歩写真には最適な機種だ。

 帰る途中にコスモスで備蓄米が2000円で出ていること発見。お金を持っていなかったので帰ってから買い出しに。冷蔵庫には、フィルムと印画紙、それと備蓄米。

OM-1用スプリットフォカススクリーン届く

 同じ販売者からスプリットのフォカススクリーン(1-13爪なし)の2個目を購入。価格は千円ちょっと。この方大量に仕入れているような気がする。付け替えは2度目なので問題なく終了。遠方と7mあたりで正しく測距されていることを確認。

 あとひとつ気になるのが、50mmF1.8レンズの絞りリングが重いこと。単体では問題ないが、ボディにつけると重くなる。本体との絞りの連結で重いのだろうけど、他のレンズと比べ極端に重く粘っている。レンズ単体でも絞り連結部分に圧をかけると、他のレンズに比べ極端に重くなる。レンズ側の連結部が粘っているのだろうけど、マウント部を開けられる小型のプラスネジ(0.6mmぐらい?)がなくて今日は断念。

OM-1 露出計試験

 露出計が動いている2台のOM-1/OM-1nの露出計と、セコニックの露出計の表示を比べてみた。結果は両方ともセコニックとほぼ同じだった。50年たっても結構動いているみたい。故障している1台についても、故障箇所だけ修理してくれるところがあれば、修理に出したい。でも、なかなか無いようだ。

 あと、OM-1のフィルターサイズは49mmと通常より少し小さい。カラーのタングステンフィルム用のフィルターは52mmと55mm用しか持っていないので、49mmから52mmへのステップアップリングを注文してみた。

OM-1(3台目)戻ってきた

 シャッター/巻き上げでスタックしていた、ヤフオクから届いたばかりのOM-1が、修理できたとのことで販売者から戻ってきた。チャージレバー動作不良ということで、分解し、レーバー駆動部に注油で治ったとのこと。とりあえず、数十回連続でシャッター/巻き上げを繰り返しても再発しないので、たぶん、当分は大丈夫なのだろう。違和感のあった巻き上げも普通に戻っている。

 この個体モータードライブに対応していないので、1970年代初期の個体、本当に50年ものだろう。また、フォーカススクリーンが標準のプリズム式なので、早速前と同じ、ツバなしスプリット式のスクリーン(1-13)を落としてみた。試写はそれからということに。露出計はだいたい合ってるようだ。レンズは50mm F1.8がついているが、あまり使わなさそう。また、フラッシュシューも着いていたが、使わないのではずした。フラッシュシューはOM-1用とOM-1n用は違っている。OM-1n用にはピンが2本出ているので、OM-1には使えない。でもフラッシュは使わないのでどうでもよいこと。強いていえば、露出系が動かないOM-1白用に使えるが、MCメータを付けるとごつごつして格好は悪くなる。なお、使うときには、プラステックの跡が残るので、メンデングテープなどを裏に貼り保護が必要。