古いカラーネガから:パリ 自由の炎

このオブジェはアメリカとフランスの友好の印として1987年にアメリカから贈られたものですが、この広場の下にあるトンネルで事故(1997/08/31)が起きたため、その後ダイアナさんの慰霊碑になりました。
これも出張の時に撮ったもの、本格的に写真を初めてからはカラーはポジを使ったため、これがカラーネガの最後です。

トンネルはこんな感じです。

【Filmデジタル化 2001/03 パリ】

古いカラーネガから:イラン ペルセポリス

イランも日食観測のついでに観光。
やはりイランといえばペルシャ、ペルシャといえばペルセポリス。

日食の観測はイスファハンのモスクの中で行った。

コロナはアルバの写真に比べて全方向に広がっている感じ。

【Filmデジタル化 1999/08 イラン】

古いカラーネガから:中南米の島国 アルバ

1998年の日食観望に行ったのは、ベネズエラの沖にある島国・アルバでした。もとはオランダ領だったような。大型客船も就航するリゾートの島でした。水平線に沈む太陽です。

300mmの望遠に2倍のテレプラスを付けて撮った皆既日食中の太陽。両側に長くのびるコロナが見えています。最初の頃はポジで撮ってましたが、このころは普通のカラーネガです。皆既日食は一度見ると人生観が変わります。

ゴーストが出てしまっていますが、皆既食が終わったとき(第3接触)のダイヤモンドリングです。天の岩戸がひらいた瞬間ということで。

【Filmデジタル化 1998/02 アルバ】

古いカラーネガから:トルコ トロイ遺跡

 ここも出張のついでに、イスタンブールからの日帰りツアーで行きました。ツーアーと言っても参加者1名で、車が一人貸し切りとなり結構払いました。ヒサルルクの丘の上に遺跡がありました。ここは城壁の跡です。天気はあまり良くなく、帰りは大雨にあいました。

【Filmデジタル化 1997/03 トルコ】

古いカラーネガから:モンゴル

モンゴル日食の観測も終わり、ダルハンからウランバートルに移動中、貸し切りの小型バスがパンク。そのタイヤ交換作業中に通った、10数人の遊牧の家族。なにか競技会でもあるのか、子供でも馬に乗る様が決まってました。

【Filmデジタル化 1997/03 モンゴル ダルハン】

古いカラーネガから:クレムリンの教会

赤の広場からクレムリンにちょっと入ったところにある大聖堂。入口の壁がが素敵でした。ロシア正教会の4 世紀に建設された『生神女就寝大聖堂』。 モスクワの冬は、核の冬みたいに暗い雲で覆われ寒かった。

Filmデジタル化も本日で完了。6月の末から一日約10シートでようやく終わった。

【Filmデジタル化 1995/12 モスクワ】

古いカラーネガから:タイ 木に覆われた仏頭

これもバンコク出張中にアユタヤまで足をのばしたもの。今は整備されて監視員もいるようです。この年の初場所で霧島が初優勝しました。ラジオの短波放送で実況を聞いてました。
(前にも掲載していましたが、再スキャンしたので再録ということで。)

【Filmデジタル化 1991/03 タイ・アユタヤ】

古いカラーネガから:シドニーの夕景

最後に行った頃のシドニーの夕景です。ノースシドニー側から撮りました。
1988年の建国200年祭のときには世界各国から帆船が集まり、花火大会もありました。この橋がナイヤガラの滝になったような。

【Filmデジタル化 1989/12 オーストラリア】

街を撮る・上海の街角

日食観望のために上海へ。しかし、当日は雨で、雨の中の皆既日食でした。

今日(2025/08/08)は夜中に雨が強まり、災害無線がうるさくて眠れず。
とりあえず自宅には影響なし。いつも行っている天降川周辺で一部水が溢れているようです。

【Filmデジタル化 2009/07/20 上海】

Foma400+Rodinal+3%炭酸ソーダ割の試写

 まだやっていなかったRodinal([1+50]/11分@20℃)+3%炭酸ソーダで現像をしてみた。現像液としては、SPDよりはこちらの方が標準現像液にしたいレベル。炭酸ソーダで割っているのでカリカリ感もない。結果としては良かった。

 Foma400としては問題のISO400の感度が無い件も検証してみた。画像左がISO400設定、右がISO200の設定。(右は壮大な後ピンだけども・・・。) 結果としては、Foma400の問題は、画像に光のレベル差がある場合、明るい場所はISO400取れているが、暗い場所はISO200以下の感度しかないこと。下の画像だと、ISO400では後ろの竹藪の中がほぼつぶれているが、ISO200では残っている。
 この写真の主題は鬼瓦なので、後ろが暗く落ちるISO400の方が適しているが、通常では残ってもらいたいこともある。なので、設定はISO400で、レベル差があり、暗いところをできるだけ残したいものでは一段開けて撮るという方法もありそうだ。
 結局、Fomapan400はラチチュードがせまく、ISO400では、暗い方は早く落ちていることになる。

ISO400 設定                               ISO200設定

街を撮る・国立競技場 第84回高校サッカー決勝

前年に続いて決勝に進出した鹿実でしたが、滋賀の野須高校に1対2で敗れてしまい準優勝。写真の場面も3人がかりで防御されています。今回は日食撮影用の300mmに2倍のテレプラスをつけて撮影。しかし、観客席からはやはり遠い。
ちょっと現像過多でした。

【Filmデジタル化 2006/01/09 代々木国立競技場】

粒子出まくりのFoma400から粒子を消してみた

 フィルム写真の世界では、超微粒子のフィルムや現像液の開発で、長年微粒子化の努力が続けられてきた。しかし、ノイズ除去技術はそれをワンクリックでやってしまう。粒子が粗いことで有名なFomapan400の写真から試しにPhotoDirectorで粒子を消してみた。とりあえず粒子が消え、すっきとしたレタッチ前のベースの写真になる。Fomapan400の粒子を楽しんでいる人もいるだろうが、安いという理由で使っている人には朗報なのではないだろうか。Double XをKodakが売らなくても、Fomapan400で無問題ということになりそう。趣味でやる分には、粒状性でフィルムや現像液を選ぶ時代は終わっているのかもしれない。しかも、カラーネガの粒状性まで修正できる。
 昔フィルムだけの写真の頃は、スキャンしただけの修正なしの画像とか書かれていたけど、今のスキャナソフトはスキャンするフィルムの銘柄を選ばせ、それぞれのフィルムに合った方法で自動修正して出力してくるのだから、「レタッチ無し」はあまり意味無いことだろう。

 結局、安いフィルムと現像液の最適組み合わせでネガにして、粒状性をソフトで制御し写真データを作り、プリントが欲しいときには、エプソンのプリンターで和紙に出力とかいうコースになるのだろうか?

Before (ネガスキャンの生出力) クリックして拡大すると違いは歴然。

[Canon nF1/nFD 24mmF2.8, Fomapan400 (320), SPD 1+1 11.0分@20℃]

After (ノイズ除去後)  ザラザラな質感が消えています。

 ただし、ノイズ除去の程度は0から100%で調整ができる。作例は100%の例。
 現代は、デジタル写真のカリカリ感が嫌われてフィルム写真風のノイズを載せる時代だから、ノイズを残して、ザラザラ感を保った方がよいのかもしれない。