Rolleiflex Standard『赤窓の怪』

 Rolleiflex Standardの赤窓の歴史を調べると、不可解な点もある。現状のRolleiflex Standard F3.5タイプの後期型の赤窓は中央の脇についており、120フィルムの6×9のガイドナンバーが表示される。これは、昔はここに6×6のガイドナンバーが書かれていたためかと思ったが、そうではないようだ。120フィルムは最初は6×9用のフィルムで、最初から6×9のガイドナンバーがこの位置に書かれていたようだ。

 実は前期型のRolleiflex Standard F3.8/F4.5では、背板の中央にもう一つの赤窓がある。これは117フィルムという6×6の8枚撮りのフィルム用の赤窓ということのようだ。F3.5タイプでは117フィルムをサポートしなくなったので、中央の穴を省いてしまったようだ。なので、そのころの120フィルムには6×6のガイドナンバーは書かれていなかったことになる。(書かれていれば、中央の穴だけ残せば良い。)
 したがって、Rolleiflex Standard の後期型(F3.5)の時代では、6×9の”1″のガイドナンバーに合わせても問題なく12枚撮れていたことになる。そのころの120フィルム長は今より長かった(5cm以上)のだろう。

【注記】背板の中央に赤窓のあるF3.8/F4.5のタイプは6×6のガイドナンバーを見ているので良いように思えますが、実は底板の赤窓から背板の赤窓まで5cmぐらいあるので、底板の赤窓しかないF3.5タイプと同様なことが起きているのではないかと思います。上の写真で考えると、底板の赤窓に6×9の”1”が出ている時には、背板の中央の赤窓にも6×6の”1″が出ていたので、片方の赤窓は不要と判断したのでしょう。