110フィルムカートリッジを分解してみた

 110フィルムカートリッジの分解をとりあえずやってみた。簡単に外れるというWEB記事もあったので、気楽に始めたのだが、なかなかはずれない。予備もあるので、とりあえず力技で。110カートリッジはフィルムタンク側は接着されておらず、巻取り側の円の部分のみが接着されているようだ。Kodakの接着は軽く数か所でFujiは念入りということ。このSolarisも念入りの部類だった。ナイフで削っていくのだが、最初は固く接着されている部分から始めたようでまったくナイフが入らない。どうにかナイフが入り、そこからこじ開ける感じで開けた。遮光に問題があるかもしれないが、これ以上のものができるか怪しいので、とりあえずこの初号機でやてみることにする。

 内部には約75cmのフィルムが裏紙に巻かれてはいっていた。これで24枚撮りだ。フィルムにはパーフォレーションが片側にのみ入っているが、裏紙には穴はない。このフィルムの段差だけで感知しているようだ。一度巻き直して、Optima5000に入れてやってみたが、フィルム送りもシャッターも問題ない。ただ、パーフォレーション用のピンを折ってあるので、フィルム間隔が長くなり20枚ぐらいしか撮れない。裏紙をそのまま使用すると残りの枚数がわかる。光線漏れの具合があれば、裏窓は閉じないといけないけど。

110(16mm)フィルムの自家現像

フィルム代や現像代が値上がりしてしまった現在では、自家現像以外に110フィルムを経済的に使う方法はないのではないかと思う。WEB検索で現像法を探したところ、現時点で失敗が少ないと思われる方法には以下がある。

①配線カバーの片側にフィルムをつめ、それを1m余りの塩ビパイプに入れて、現像タンクとするもの。これは案外安全確実と思って、カバーとパイプをハンズマンで仕入れたが、②③のもっとうまい方法があった。

②16mmフィルム用の現像リールはもう販売されていないと思い込んでいたが、Marixでパターソンタンク用が販売されているのを見つけた。パターソンの現像タンクがある方はこれが確実かも。1個2750円(リールのみ) ただし溶液量が多いのが難点。Marix 16mm用リール 一個ぐらいは買っておいても損はないかと。

③一番安上がりがこれ。失敗した透明の35mmの現像済みフィルムに16mmフィルムを抱き合わせて、35mmの現像用リールに巻く方法。LPLのタンクを常用している人には、これが一番良いかも。

うちにも、127フィルム現像用にパターソンのタンクを仕入れているが、まずは③で簡単にできれば、使用液も少なくて良いと思う。

【2025/02/25追記】③でやってみたが、現像途中でマスキングテープが外れたらしく、現像ムラができてしまった。スプライシングテープのように簡単には外れないテープなら良かったのかもしれない。次はリールを仕入れて②でやってみることに。

110カメラ

 昔、箱いくらで落とした中に、110フィルムを使うカメラが混じっていて、電池を入れてチェックしてみたところ、下のAGFAのOptima 5000とMinolta 450Eは、露光不足の赤ランプもつき、どうにか動きそうな感じ。Minolta 450Eは「晴れ」と「曇」の設定ができるので、2段階しか対応していないようだ。フラッシュはコンデンサがいかれているようで充電出来ない。AGFAはAE機構が動いていて、明るさに応じて絞りやシャッタースピードが変化し、ピントも連続的な設定となっている。たぶん、フィルムはどちらもISO100の標準設定だろう。仕様から見て、Optima 5000の結果がよければ、MInoltaの出番は無い。

 また、2つとも、110のパーフォレーションにピンが通らないとシャッターが下りない造りとなっていたので、ピンを物理的にカットした。これで、パーフォレーションがあっても、なくても、コマ間隔が若干ずれるだけ、普通に撮れるのではないかと思う。たぶん、コダック ダブルXの16mm版(片側のみパーフォレーションあり。30m/約1万円(送料込み))も、そのまま使えるのではないかと思う。若干減感現像する必要があるかもしれないが。

 検索に出てきた範囲ではPentax110は、シャッターにパーフォレーションは使ってないようだ。これは確かではないが、たぶん、ローライA110も127と同じく使っていないのではないかと思う。

フィルムは昔買ったソラリスの110フィルムがあるので、パッケージを開けて、フィルムを手巻きすることになる。これもISO200だけど、カメラ側は認識していないと思う。

【追記 2026/01/01 110カメラのパーフォレーション検知ピンを物理的に切ると、市販の110フィルムは使えなくなるので要注意。市販の110フィルムは、パーフォレションピンに合わせたフィルムの画角以外あらかじめ感光させてある。したがって、ずれると、画面が切れることになる。】

120フィルムから110(16mm)&127の切り出し

 120フィルムから126フィルム(35mm)を切り出した残りの25mm幅のフィルムを捨てるのはもったいないので、110用の16mm幅のフィルムを切り出す刃を追加してみた。今回は刃の後ろを折ったので、刃を大きく出す必要はなかった。また、この16mm用の刃だけ使えば、フィルム幅46mmの127用フィルムも切り出すこともできることになる。防湿庫に眠るヤシカ44とかも日の目を見るかも。

【追記 2025/02/23】とりあえず、120を1本切ってみて、負傷なしに、フィルムが3つに切れていることを確認。等幅に切れてるかは未確認・2個所同時に切っているので、結構巻き上げのダイヤルが思い。疲れたので、今日はここまで。切ったフィルムは2004年に期限切れのTMAX100。230円のヨドバシの値札がついている。

【追記 2026/04/11】結局この方法では真っ直ぐに切れず断念。刃が垂直に付いていないと、フィルムが踊ってしまって、ぐだぐだになっていた。