ハッセルが固まり久しぶりに焦る

 一年ぶりに定期点検しようとハッセルにレンズを付けてシャッター切ったら巻き上げクランクが動かなくなってしまった。レンズ装着時のレンズの回転が足りず、レンズがボディに完全に付いていなかったようだ。結局レンズ交換中に誤ってシャッターを切ってしまったのと同じ状態。こうなるとシャッターやクランクは固定されどうしようもなくなる。この状態で力ずくで回そうとするとハッセルは確実に壊れるので要注意。しかし、10数年前には対処していたが、もう忘れていた。

 仕方がないので、この時のためにカメラバッグに入れてあるマイナスドライバ(精密ドライバの3mm)を用意して、フイルムマガジンをはずす。本体裏の幕を指で押し下げネジを回すところまでは覚えていたが、ネジが2つあった。とりあえず左の白いネジをまわそうとしたが、意外に重い。力を込めて時計方向に回すとどうにか回った。ほぼ一周まわすことで、シャッターチャージができるらしい。どうにか固定するところまで回すと、シャッターチャージの状態を示す窓が白くなりチャージされた状態に戻った。これで一件落着。

 再度レンズを完全にねじ込み、シャッターを切ると、どうにか正常に切れた。久しぶりのことで若干焦ってしまった。

上の写真は処置後の写真なので、ミラーが降りている。故障時にはミラーがUPしていてレンズが見える。