Pentax SP 露出計SWの不具合

 流石に60年前の550円のボディいろいろ不具合がある。とりあえず、露出計はSWを上げるとONになるようになった。しかし、本来はシャッターを切ると同時に自動でSWが下がり露出計がOFFになる仕様のようだ。シャッターボタンを押したあとの手順としては、①絞りを合わす、②SWを切る(自動でSWが下がったことを検知)、③シャッター幕を開く、という動作になっているようだ。しかし、この個体、②のSWが機械的に固くなっていて自動で下がらない状態なので、②で止まってしまうということになる。その後、SWを手動で下げると、シャッターがきれる。しかし、次にはSWを下げなくても、シャッターが切れる状態が続き、その間露出計はONのままだ。

 この、SWが下がった状態を検知するタイミングが不明なので、内蔵露出計を使う場合は、露出を測ってから、手動でSWを下げて、その後シャッターを切るしか無い。このSWの機械的な補修には、前革を剥がし、レンズマウントをはずさないとできないので、ちょっと考えもの。すきまから、ベンセンやオイルを注油してみたが効果は無かった。そういう意味では、FTbやOM-1のような、単純SWの方がありがたい。絞り込み測光は、測光時には画面も暗くなり無理がある。開放測光は、次のSPFでないと駄目なそうだけど。

 露出計自体の表示は電圧の違い(1.3V⇒PR41(1.5V))で一段多めに出るようでで、ISO400のフィルムなら、ISO800の設定で同じぐらいになる。これはPR41(1.4V)を使えばもう少し近い値になるのかも。まぁ、単体露出計を使った方が無難かな。