Vision3 500TのC41初現像 Scan結果

Scanしてコントラストだけ調整した画像。85Bフィルターを使用しているので、青色に転んでもいない。普通に使えるカラーネガフィルムということになる。色目の調整はしていないので、下のGRデジタルの画像に比べると淡い色目になっている。露出が若干オーバ目なのかもしれない。次回はISO500で試してみることに。でも、Vision3 500Tの初撮り/初現像にしてはうまくいったのでは。

Vision3 500TのC41初現像

【国分自衛隊の特攻記念公園に咲く緋寒桜】
撮影/現像データ:Contax Aria+MakroPlanar 60mmF2.8+85BFilter、MarixC41現像液32℃7分、Kodak Vision3 500T(ISO400の設定で撮影)       

Vision3 500TのC41初現像とその手順

Scanしてみないと結果は分からないが、とりあえず像は出ている模様。
パーフォレーションにある傷は、リムジェットの残りを拭いた後、パターソンのリールで巻き直したときに、慣れていなくてついたのではないかと思う。

手順はこんな感じ。
現像液の温度と現像液の時間以外はシビアではない。

①リムジェット層を剥ぐために、重曹溶液(40g/1L@30℃:3~4%、多めかも)の投入後、1分待ってから強めに撹拌。
②水(32℃ぐらい)洗い(2回):この1回めに真っ黒の水が出る。
③(念のため)残りの重曹溶液投入撹拌。
④水洗い(32℃):2回目の重曹溶液ではほぼ水の色変わらす
⑤現像液(32℃)投入。1分撹拌し、その後30秒おきに数回撹拌。:合計7分。
⑥水洗い数回。
⑦停止液(酢酸)投入。1分撹拌。
⑧水洗い数回。最後の水洗は30℃ぐらい。
⑨漂白液投入(25℃ぐらい):1分撹拌し、その後30秒おきに数回撹拌。:合計5分
⑩水洗い数回
⑪定着液投入(20℃ぐらい):1分撹拌し、その後30秒おきに数回撹拌。:合計7分
⑫水洗い数回

⑬フィルムをタンクから出して、食器洗い槽に30℃程度の水をはり、そこにフィルムをつけてかるく洗った後、フィルムを吊るして、リムジェットの残りを取る。(コットンのウエットシートで、フイルム光沢面を3,4回拭く。1,2回目は黒くなる。)新しいウエットシートに黒い汚れが着かないことを確認した後、再度水洗い。この手順でリムジェットが残っている心配はほぼ無い。Youtubeではゴム手袋で手洗いしているのを見かけるが、あれでは洗い残りが出る。ウエットシートで完全に拭き取る方法が正解。なお、これ用に選んだウエットシートは「ママのこだわりベビーウエットタオル」(コットン100%、精製水99%)で400円程度/80枚のやつ。

⑭リールに巻き直す。
⑮水洗促進剤に1分つける。
⑯水洗い:20分(長いかも)
⑰ドライウエルに1分つけて完了。
⑱風呂場で乾燥

なお重曹はダイソーで売ってる食器洗い用の1Kg/100円のやつ。アルカリ水溶液でリムジェット層の接着剤を溶かすのだそうです。現像液、漂白剤、定着液はMarixのC41現像キット(34本用)。現像したフィルムは24枚撮りだったので、20mlの現像液を捨てて、補充液から20ml補充した。

白黒フィルムの現像と違うのは、リムジェット層剥がしと漂白作業のみ。上記手順で結果が良ければ、あまり難しい点はない。手間なのは、現像液を30数℃に上げること。50℃とか高い温度のお湯で湯煎しないと、今の季節では、なかなか液の温度が上がらなかった。現像液を32℃7分で行うのは再現性を上げるため。38℃3分15秒は自動の機械だからできること。現像液を注ぐだけでも2,30秒かかったりする。(パターソン・タンクなら、そんなにかからないかもしれないが・・・)

【追記 2024/02/13】4本現像した結果としては、現像液の温度と時間だけ気をつければ、若干手順は増えるが、白黒フィルムの現像とほぼ変わり無い。まだ試してないが、現像液の温度と時間もそんなにシビアではなさそう。そもそもフィルムのISO設定にかかわらず、同じなのだから。一回1,2本現像するだけなら、低温調理器なんて不要。じゃまになるだけ。

Ariaの露出補正表示点滅の不具合

 Contax Ariaで露出補正をしていないのに”-“が点滅する不具合。半年前に対処法で消したはずなのに再現。設定の認識に1/3絞りの食い違いが出ている。前に見つけた、「3コマ連続自動露出補正」をいったん「+1」とかに設定して、シャッター切って、戻したら、前回同様「+0」で点滅表示がでなくなった。電池を抜いて保管しておくと、戻ってしまうようだ。

Vision3 500T の試写

 午後からは天気もよくなりそうなので、とりあえず24枚分巻いて試写。機材はカラー用ということで、Aria+60mm Macro+85Bフィルター+ISO400設定(1/3オーバ目)。一眼レフだと、ファインダーの像がオレンジ色になってしまうが、ピント合わせは問題なかった。

今年も特攻桜が咲いてました。

国分自衛隊の特攻記念公園にある緋寒桜のうち、早咲きの桜1本がもう満開を過ぎてました。残り5、6本は2月にかけて咲くようです。

近くのツタヤ書店(フレスコ国分店)が閉店(1/24)セールをやっていたのは残念。これで、このあたりまで足を伸ばす理由もなくなってしまった。

Vision3 500Tを4分割してみた。400ft無い?

 分割する方法はDouble Xと同じ方法で、ラベルリローダを2台使う方法でやった。Double Xと同じくフィルムの直径は160mm程度だったので、Double Xと同じく137回巻いてみたら大きすぎ、最後の巻も少なめになった。Vision3はDoubleXより若干厚いようだ。次回やる時には115回(25m)ぐらいでやってみることに。

 保管用のPrestoの缶に入らなくて焦ってしまった。Tri-Xの缶にはどうにか入ってくれた。ローダもぎりぎりで、セットするのに苦労した。次回は1本分ぐらい、外で巻いてから入れようと思う。最初から最後まで全暗黒で行うので、予定通りでないと、焦ってしまう。

 でも、Double-XとVision3 500Tの400ftの直径が同じで、Vision3 500Tの方がフィルムが厚いということは、Vision3 500Tが400ft無い可能性が高いと思える。
 Plestoの缶が直径98mm程度なので、137回巻いた時の直径を99mmと仮定する。2インチコアは51mmなので、フイルムの厚さをtとすると、99=51+2x137xtとなり、tは0.175mm。(double Xは推定0.145mm)
 厚さ0.175mmのフィルムを2インチコアに巻いた時、直径が160mmだった場合、巻かれているフィルムの長さは、103m=340ftとなってしまう。逆に、厚さ0.175mmのフィルムを2インチコアに120m巻いた時の直径は171mmないといけない。この計算が正しいとすると、35枚撮り80本が69本に減ることになる。いずれにしても、なにかがおかしい。

 しかし、80本にしても70本にしても、そんな本数使い切る日が来るのかが問題。。

Vision3 500T現像時間

 MarixのC41現像キットが届いたので、とりあえず漂白剤と定着剤をそれぞれ溶かして1リットルづつの溶液を作った。
 現像キットには説明書がついていて、38度で3分15秒と書いてあるが、ちょっと短すぎるので、32度8分30秒の組み合わせがよさげ。しかし、WEBの個人現像の記事をみると8分30秒は長いような気もするので、最初は32度7分ぐらいで試す予定。

稲荷神社(旧北辰神社)へ詣る

この神社は高齢者の参拝は無理な感じ。最後の階段は45度ぐらいの急階段となっている。今は稲荷神社となっているが、昔はアメノナカヌシノカミ(北極星)を祀る北辰神社だった。

予備機の整備

 こういう時の予備機ということで、防湿庫に寝ていたFTbの初期型を整備。モルトも貼り直した。というより、もとのモルトはほぼ縮んでいて無かった。ファインダーもクリア、露出計も正常ということで、これから持ち出す回数が増えそう。ただ、巻き上げレバーを替えてみるかもしれない。

【2024/01/14追記】New FTbのレバーに替えたかったが、互換性はなかった。

Vision3 500Tが届いた

 Vision3 500Tが届いた。フィルムの直径を測ったらDouble Xと同じく160mm程度だった。なので、Double Xと同じく2インチのコアに137回巻けば、約100ftのフィルムとなり、直径が約91mm。フィルムローダの内径が97mmなので、Double Xと同じくぎりぎりOK。【137回では多すぎた。】2インチコアも2個注文し同梱してあった。
 空のフィルム巻が必要になるが、この前、100ftの空缶を物置から発掘し間に合うことに。なければ、400FT用の空缶はコダックで800円ぐらいで買える。

ハードオフのCanon FTb修理不能ということに

 ハードオフで2000円で買ったFTb。突然巻き上げのロックが効かなくなった。修理屋さんで見てもらったが、巻き上げのネジの摩耗が不良の原因とのこと。ニコイチで交換するにも2台分解するのは大変ということで、修理を断られてしまった。結構お気に入りの個体だったので残念。ということで、早速ヤフオクで2000円の個体を落としてしまったが、どういう個体がとどくことになるのか?
 とりあえずは、予備機で対応することに。

【2024/01/11追記】別の修理屋さんに聞いてみたら、オーバホールベースなら対応可能との回答があった。

【2024/01/14追記】ヤフオクの商品が届いたが使えるものではなかった。予備機を使用することに。

【2024/01/15追記】結局別の修理屋さんに見積もってもらうことにした。

【2024/01/20追記】結局、ボディ交換になるということで、修理は断念。

85Bフィルター(Vision3 500T用)

 タングステンフィルム(Vision3 500T)の日中撮影用に使う85Bフィルターについては、ソフトで修正できるという話(色の温度調整をLightroomで+6とか)と、ソフトで調整するのは大変で85Bフィルターで正常な色のネガにした方がよいという話がある。まぁ、使っているソフト次第なのかもしれない。Windows添付の無料ソフトでは難しいかもしれない。ソフトでできるのであれば、フィルターによる減光もない。しかし、フィルター無しで撮った青みがかったままのネガをスキャンして、そのままUPするのは違う気がする。WEBには500Tで撮った普通の写真がUPされていないのが気になる。

 また、Vision3 500TのISOの規格は500だけど、設定はISO400ぐらいにしてオーバ目の露光の方が良い結果が得られるようだ。85Bフィルタを付けた場合には、露光計内蔵カメラの設定はISO400で、外部露出計の設定はISO250ぐらいということになる。