フィルム現像液

D-76の入手が困難/価格高騰してきたので、現状の価格を比較してみた。
現状では、ロジナール500mlの1+50とFujiの現像液が変わってないだけ。D-76は2年半前より3倍弱。現像液も価格的に厳しくなってきている。スーパープロドールは写真教室ぐらいでしか使ったことがないので、調子がわからない。また現像時間のデータが少ないのも難点。

[2023/04/19]
1)D-76
 1+1 希釈:3400円/(3.8Lx(1+1)/0.25L)=111円/本
 (2023/04/19現在 3,400円に値上げされている。)
 B&Hルートの場合
 1+1 希釈:54.32$/2個x133円/(3.8Lx2x(1+1)/0.25L)=118円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを1本):1780円/(100mL/5mL(1+50))=89円/本
 1+50希釈(500mLを1本):4280円/(500mL/5mL(1+50)) =43円/本
3)T-Max Developer
 (今後入手できない。)
4)ミクロファイン
 1+1 希釈:325円/(1Lx(1+1 )/0.25L)=40円/本
5)スーパープロドール
 1+1 希釈:272円/(1Lx(1+1 )/0.25L)=34円/本

【2023/04/21追記】かわうそ商店にD76同等品がでていた。
 (とりあえず約半額になる)
6)KODAK D76同等品 ARISTA・アリスタ 76粉末現像剤 1ガロン
 1+1 希釈:1870円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=61円/本
 【2023/04/26追記】品切れになってます。
7)マリックス標準 白黒ネガフィルム現像液 D-76 同等品【1L×6袋】
 1+1 希釈:2800円/(1Lx6x(1+1 )/0.25L)=58円/本

[2020/12/16]
1)D-76
 1+1 希釈:1470円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=48円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを3本):(990×3+1110)円/(100mLx3/5mL)=68円/本
 1+50希釈(500mLを1本):( 2630+1110)円/(500mL/5mL) =37円/本
3)T-Max Developer
 1+4 希釈:2640円/(1.0Lx(1+4 )/0.25L)=132円/本
 1+9 希釈:2640円/(1.0Lx(1+9 )/0.25L)=73円/本

除湿ボックス(27L)+モバイルドライ(MD-3)長期検証

防湿庫に入れるまでもない4×5の本体とかを除湿ボックスにいれているが、湿度がなかなか落ちない。使っているのは、ナカバヤシのドライボックス(27L)と東洋リビング モバイルドライ(MD-3)の組み合わせ。湿度は最初が50数%まで落ちるが、その後日数がたつにつれてだんだん上がり60%ぐらいで一定。

今日は試しに、昔間違って買ってしまった小型の除湿機を最初入れて50%ぐらいまで落とし、その後MD-3を入れてみたところ、現在40%まで落ちている。MD-3は27Lの箱には容量が小さすぎて、箱を開けて60%ぐらいに上がった湿度を50%ぐらいまで落とすのが精一杯のようだ。

【2023/04/22 15:30】デジタル湿度計:38% アナログ40%
【2023/04/26 10:19】デジタル湿度計:38% アナログ43%
【2023/04/30 14:00】デジタル湿度計:38% アナログ43%(変わらず)
【2023/05/04 15:45】デジタル湿度計:39% アナログ43%(ほぼ変わらず)
【2023/05/26 10:30】デジタル湿度計:41% アナログ46%
【2023/06/05 12:10】デジタル湿度計:43% アナログ49%(上がり始めた)
【2023/06/19 10:34】デジタル湿度計:45% アナログ50%(そろそろ交換?)
【2023/09/08 15:30】デジタル湿度計:56% アナログ60%(交換)

長く見ていなかったけど、結局60%で飽和するようだ。
2ヶ月間隔で50%以下に保てることになる。

【2023/09/08 19:10】デジタル湿度計:40% アナログ41%(再スタート)
【2024/02/18 10:40】デジタル湿度計:43% アナログ56%(乖離が大きい)
 ディジタル湿度計の電圧が1.35まで下がっていたのが原因みたい。電池交換

【2024/02/18 16:30】デジタル湿度計:36% アナログ43%(再スタート)
【2024/03/08 12:00】デジタル湿度計:34% アナログ45% ほぼ変わらず
【2024/03/28 22:00】デジタル湿度計:36% アナログ45% ほぼ変わらず。開封

【2024/03/29 10:30】デジタル湿度計:37% アナログ45% MD-3初期化

「KODAK ダブルX 5222」届く

17日(水)の午後に注文して、今日19日(木)の午前に届いてしまった。
中身の大きさは21cmx21cmx5cmぐらい。とりあえず冷蔵庫に直行。

ちなみに冷蔵庫は中古の家に付いてきた昔の古いやつで、上から冷蔵室、冷凍室、冷蔵室の3段の作り。下の冷蔵室は半分ぐらいしか使えない作りだが、フィルムで一杯に。上の冷蔵室も1段は印画紙が専有している。食料品は間借りしている状態。

FC2のプログから写真とカメラカテを移動

2019年1月から現在のWrdPressベースのプログに移行し、それ以前はFC2のままだったが、何かと不便なので、日録カテとカメラカテをこのブログにコピーした。(手動で・・・) いままであまり気にしてなかったが、ついでに検索窓を追加。

月ごとの投稿数で写真に興味が回っていた時期が一目でわかる。
2001年11月にヘルニアのリハビリのため、Bessa-Tで本格的に始めたが、2003年の冬のシーズンには4×5まで手を出している。また2003年の春からは、物欲を抑えるため写真教室にも通っていたが、2004年春の職場替えで写真をやってる暇もなくなった。それ以後はほぼ惰性。鹿児島に帰って現像を再開したのが2017年の冬。

2000年代はじめは最後の銀塩ブームで、プレスト30m巻が3000円ぐらいの時代だった。1本あたり150円、パッケージで買っても300円/本。今どきの写真教室では、銀塩を習うのも大変だろう。

銀塩印画紙の経年劣化

 印画紙の購入日を調べてみると2009年の11月だった。その頃から数えるぐらいしかプリントしてなかったことになる。ローライ ビンテージ111(バライタ)はまだ使えるようだが、イルフォードのクールトーン(RC)は周辺部が5mmぐらいの枠で薄く感光したように見え、感度も下がっている。さすがに通常保管では10年は保たないようだ。なにより頑張って使い切ることが大事ということみたい。

 ローライ ビンテージ111(バライタ)の値段は、2009年当時55ユーロだったのが、現在は2倍強の130ユーロまで上がっている。同じものとされるFomabrom Variant III 111 FB VCはB&Hで124$(現時点では品切れ)輸送費と為替で21000円ぐらい。日本でも同じぐらいだが、こちらも品切れ。再度登場したときには、値上げされているのか? オリエンタルのバライタは同じサイズ(8×10)と枚数(100枚)で18000円ぐらい。RCだと13000円ぐらい。印画紙も10年で2~3倍ぐらい値上げされているかも。

久しぶりにプリント

 印画紙のチェックを兼ねて2年半ぶりにプリント。しばらくぶりで、イルフォードのフィルターが見つからず、家中大捜索の上やっと出てきた。ついでにバライタ(ローライ111)も一枚焼いてみた。やはり銀塩写真はプリントまでやって完了。印画紙も値上がりしていて、RCもバライタも値段があまり変わらない。これからは最初からバライタかも。しかし、値段調べたら、日本製はやはり半額なのでオリエンタルに変更か。使ってる現像液はデクトール(1:3)の予定だったけど、今日は間違えて(1:2)でやってしまった。

 前回眠い仕上がりだったのは、結局印画紙の劣化が原因だった。2年前購入の冷蔵庫保管の印画紙は問題なかった。これから買うやつは冷蔵庫保管ということで。暗室にしている4畳半の板間は昼間でも使えるけど、エアコンが壊れているので、夏場はお座敷暗室に移動かな。

 ピントが合わないと思って手動で調整したが、よく見たら、右側のフォコマートはLPLのイーゼルに合わせて調整してあることを忘れて、ライツのイーゼルを使っていた。

銀塩写真のSDGsは映画フィルム

 ISO400のフィルムのストックがいよいよなくなり、20年もののPrestoが4本、3年もののHP5+が一缶(100ft)となったので、買い足すフィルムを比較検討した。しかし、最近の値上がりは相当で、あまり選択の余地はなくなっている。品質重視だとHP5+,価格重視だとケントメアに絞ったが、どっちもどっちという感じ。Tri-Xは4巻買って一巻当たり2万2千円ぐらいで比較の対象にもならない感じ。HP5+も圏外近くまで値上がっている。早く1$=100円まで戻ることを願うばかり。

 そこでちょっと前に話題になっていた映画用のフィルムKodak Double-X(5222)を調べたところ、評判もまずまず。価格もBHPで各フィルム4巻で比較したところケントメアよりは若干高いが、イルフォードよりは3割弱安い感じ。Tri-Xのちょうど半額。また、ISO250ということで、ISO100のフィルムを併用する必要もないだろう。さらに、普通にISO400(レジナール1+50 11分)で使ってる人もみかける。ということで、今年度のフィルム購入予算をつぎ込んでKokdak Double-Xを注文。フィルムは10年以上保つだろうから、そのうち使い切るだろう。しばらく値上がりを心配する必要もない。調子が良ければ買い増して冷蔵庫に積んでおくのも有りと思う。Kodak Double-Xの難点は、400ft巻なので100ftに巻き直す問題があるが、どうにかなるのではと方法を思案中。

 現状でコスパが一番よい組み合わせは、Double-X(5222)をISO400で撮ってロジナール(1:50,20℃,11分)で現像する組み合わせだろう。軟調に仕上げたいときにはD-76(1:1,20℃,13.5分)で。ISO100だと、ロジナールは不向きのようで、D-76 (1:3,20℃,13分)若しくはミクロファイン(1:1,20℃,8分)となっている。販売面からも映画フィルムは写真フィルムより持続性があるのではないか?

(写真はKODAK Motion Picture Online Shopからのコピー)

パターソンの現像タンク(システム4)

 これもベスト版(127)フィルムと同時に購入していたものを、物置のダンボールから発掘。このタンクで35mmが2本、ブローニ(120/220)が一本(120が最大2本)、そしてベスト版が1本現像できる。

 まだ使ったことがないので、YouTubeで使い方をみると、蓋が密着するので、LPLの金属タンクと同じようにひっくり返しての撹拌現像もできるようだ。フィルムはリールをくりくりひねることで巻き込む方式。パーフォレーション無しの硬いフイルムとかはこの方が巻きやすいだろう。リールはフィルムサイズに合わせて調整できる。また、120が2本巻けるようなので、溶液が500ccで済み、多く撮った時には便利かもしれない。ただし、2本巻くときには、重ならないようにテープで結合しておく必要があるようだ。たぶん、127も2本巻けるのではないか?

(写真はパターソンのHPより)

これも眠っている

 ローライA26で真四角写真を撮るのをほぼ諦めていたころヤフオクでまとめて落とした2台。左がヤシカ44で1/500までのシャッターがついていて、巻き上げもローライと同じ。右が当時廉価版のヤシカ44Aでシャッターが1/300まで、フイルム巻き上げもダイヤル式で、フィルム裏紙の数字を小窓で見て確認するタイプ。フィルムはベスト版(127)とよばれる35mmより広いタイプで4x4cmの写真が12枚撮れる。

 フィルムもとりあえず3本仕入れているが、A26が動くようになったので、まだ撮ったことはなく現状は放置状態。現像も広めのパターソンのタンクを使わないといけないので、なんとなく面倒くさい。フィルムは現状10本買って1100円/本ぐらい。買った時は高いなと思ったが、35mmのフィルも値上げされてきているので、ほぼ同等になっている。

 Yashica44は、ちょっと部品をはずせば35mmフィルムがそのまま使えるが、パーフォレーションの穴あき写真となる。パーフォレーション無しのフィルムを仕入れて使ってみる予定だったが、ちょっと見ないすきに、かわうそ商店では現状品切れとなってしまっている。

定期点検完了

課題だった2点の問題点がとりあえず消えた。忘備録ということで。

①「Canon new F1のAEモードで針が振れて撮影できない」問題はAEファインダーの接触の問題だったようで、問題のでない個体とAEファインダーを交換してみたら、問題が発生しなかった。また、元にもどしても問題は消えていた。ということでとりあえず接触不良だったような感じ。

②「Contax Ariaで露出補正をしていないのに”+”や”-“が点滅」問題。設定の認識に1/3絞りの食い違いが出ていたようだ。「3コマ連続自動露出補正」をいったん「+1」とかに設定して、シャッター切って、戻したら、「+0」で点滅表示がでなくなった。

その他、Contaxの21mmF2.8とか35mmF1.4とかが防湿庫で安眠していることを再確認。重いのでなかなか持って出る機会がない。調べたらちょうど20年前に仕入れていた。そのあと仕事が忙しくなって、写真に時時間がさけなくなった。レンズが重いのでボディも重いのを使わないといけないのも難点。合わせて1.5kg以上か?

ハッセルが固まり久しぶりに焦る

 一年ぶりに定期点検しようとハッセルにレンズを付けてシャッター切ったら巻き上げクランクが動かなくなってしまった。レンズ装着時のレンズの回転が足りず、レンズがボディに完全に付いていなかったようだ。結局レンズ交換中に誤ってシャッターを切ってしまったのと同じ状態。こうなるとシャッターやクランクは固定されどうしようもなくなる。この状態で力ずくで回そうとするとハッセルは確実に壊れるので要注意。しかし、10数年前には対処していたが、もう忘れていた。

 仕方がないので、この時のためにカメラバッグに入れてあるマイナスドライバ(精密ドライバの3mm)を用意して、フイルムマガジンをはずす。本体裏の幕を指で押し下げネジを回すところまでは覚えていたが、ネジが2つあった。とりあえず左の白いネジをまわそうとしたが、意外に重い。力を込めて時計方向に回すとどうにか回った。ほぼ一周まわすことで、シャッターチャージができるらしい。どうにか固定するところまで回すと、シャッターチャージの状態を示す窓が白くなりチャージされた状態に戻った。これで一件落着。

 再度レンズを完全にねじ込み、シャッターを切ると、どうにか正常に切れた。久しぶりのことで若干焦ってしまった。

上の写真は処置後の写真なので、ミラーが降りている。故障時にはミラーがUPしていてレンズが見える。

暗室の整備

暖房不要の季節になったので、久しぶりに暗室の整備。
とりあげずランプが点灯するところまで確認。
LPL VC7700のハロゲンランプがまた点灯しなかったが、
接点プラグを磨いたらOKとなった。やはり接点の腐食が早い。
なおハロゲンランプ自体はAMAZONで売っている「フィリップス PHILIPS ハロゲンランプ 12V-100W 6834」が代用として使える。

『兄弟木』

悲しいニュースが

今日は頑張ってこれまで溜めてた分をUpしたのに、悲しいニュースを発見。
Kodakが現像用の薬品の販売を昨年11月で終了しているとのこと。さしあったっての問題はD-76の確保。現在1ガロン用が2袋あるが買い増すかどうか。
ヨドバシでは在庫なし。アマゾンでは一袋が2600円もしている。
BHPでは2袋で送料込で50$(6500円)。
1袋で3.8リットルなので(1:1)で使って7.6リットル、1本に250ml使うのでだいたい30本/1袋。とりあえず、アマゾンで2袋かな・・・。

[後記] アメリカでは販売継続なので、とりあえずアマゾンで2袋注文。(2023/04/06)
[追記] 最近使ってなかったがロジナールも500mlを2本確保。(2023/04/08)

『お宮参り』