またA26の予備機届く

予備機を壊してしまったので、ヤフオクでまた仕入れ。今度の個体も、届いた状態では、シャッターは切れるが、絞りが開きっぱなしだった。あぁまたか、と思ったが、くじけずに電池室を開いてみたら、パナの水銀電池が液漏れ前のような感じ。とりあえず清掃して、LR44に替えてみた。なかなか絞りが動き始めなかったが、電池を手でおさえると、絞りが動いた。ということで、電池の下にアルミ箔をはかせて底上げして、どうにか動く個体となった。

Bessa-Tに24×24マスクをつけてみた

 当てにしていたマミヤスケッチが輸送事故で期待できなくなったので、さっそくメトロカードで24x24mmのマスクを作ってBessa-Tにつけてみた。下の写真のように、メトロカードの端切れをガイドにして入れ込んでみた。

 挟み込む隙間は狭いので、糊付けなどをしなくても動かない感じ。若干右に寄ってる感じもするが、左側はきっちり入れ込んでいるので、問題あれば、抜いて少し切れば良い。これで、35mm版SWCになるかもしれない、試写してみないと。

【追記】やっぱり気になったので、等間隔に修正。
作業で気付いた点。
①カッターでは直線に切るのが難しいので、25mmぐらいの平刃ののみみたいな工具があれば便利。縦方向は24mm以上の穴にして横バーを隠す。
②ずれそうにないので、左右の枠の隠れるところは、長くとる必要はないみたい。
③マジックの代わりに艶消しの黒ペイントスプレーがよいかも。
④シャッターには絶対に触れないように、B(バブル)をレリーズで止めて作業する。

【ファインダー】
 ファインダーについては、外付けファインダーの全面にマスクを付ける方法は、境界がぼやけてあまりよろしくない。とりあえずは、28mmはリコーのファインダー、21mmはSWCのファインダーで、広角専用使いの感じかな。

HardOffでフィルムローダ発見

 久しぶりにHardOffのジャンクコーナーに行ったら、使用回数が少なかったような100ftのフィルムローダが置いてあった。ヤフオク相場より安かった(一葉さん+消費税)のでとりあえず購入。中を見ると、最後に巻いた1インチのコアが残っていた。この1インチのコア、この前買ったコダックの2インチコアにすっぽりと入る。

 フィルムローダセットするとこんな感じ。これで、ダブルXのフィルムを、2インチコアに巻きなおしても、中心がずれる心配がないことになる。

24x24mmサイズ ましかくカメラへの改造

 このままでは24x24mmサイズのカメラ沼にハマってしまいそうなので、立ち止まって考えてみた。このような古いカメラの場合、逆光には弱いとか、画像が眠いとか問題がいろいろありそうだ。また、目的は現行の35mmのフィルムで24x24mmサイズの写真がほしいだけで、クラカメが欲しいわけではない。現行のカメラに24x24mmサイズのマスクがつけられれば、そのカメラの性能のまま、真四角サイズの写真が撮れるわけだ。さらに、レンズ交換ができるカメラなら、画角も変えられることになる。実際、それを試している人たちが2000年代初めにはいた。

 「手持ちのカメラで、ましかく写真!」は黒い紙のマスクで、真四角写真が撮れることを紹介している。しかし、これは半永久的な改造ではない。
 Canon AF35ML ましかく写真用に改造では磁気カードでマスクを作りテープで貼り付けている。しかしテープで貼り付ける方法は、時間がたつにつれ問題が出る恐れがある。
 EOS650 SQUARE : 24mmx24mm正方形フォーマットカメラへの改造も、マスクとフィルムが接触するという点で問題がある。

 そこで、最終的に参考になりそうなのが、Nikon EM スクエアフォーマット化
このページでも、磁気カード(テレフォンカードや図書カード)でマスクを作っているが、設置する場所が違う。カメラの機種によって現状のマスクのすぐ下に、カードが入るような狭い隙間があるものがある。そこに磁気カードで作ったマスクを滑り込ませる方法だ。この場合、フィルムと接触がない上に、接着テープも使わず、さらにシャッター幕とも接触しない。また、元に戻す場合もマスクを抜くだけ。
なお、こちらが参照元のようだ。ジャンク大帝 ニコンEM

 改造の対象機としては、Bessa-TかCanon FTbを考えたが、マスクを設置する隙間が、Bessa-Tにはあるが、Canon FTbには無い。(追記:Canon nF1には隙間があり。Contax アリアやRXIIにも隙間はあるが、電子シャッター幕が近すぎて、マスクは置けない。) したがって、Bessa-Tが改造の対象となる。ファインダーも四角のマスクを全面につける必要があるが、そんなに問題ないだろう。(例えば、SWCのファイダーには、逆に6×4.5用のマスクがあったりする。この小さな鉄枠が2万円前後するのは理解できないが。) デジタルのRicoh GR(28mm)用の外付けファインダーには真四角の目安の印が四か所付いているので、28mmのレンズを使う分にはそのまま使えると思える。Cosinaの21mmにはSWCのファイダが使えそうだ。こんな改造により、ライカや現代のライカ互換の35mm用レンズでも真四角写真が撮れることになる。また、Bessa-Tはレンジファインダー機で測光はシャッターの前でやっているので、マスクを付けても、測光に影響はない。TTLの一眼レフのファインダーにマスクを置いた場合露出に影響が出るが、ニコンEMはTTLでは無いので問題は無い。

 当然、36枚撮り1本で撮れる枚数は36枚だが、もともと50数枚ぐらいしか取れないのだから問題にはならない。ローライA26で穴のない真四角写真を取るための、パーフォレーションの無いフィルムが現状では手に入らない以上、35mmフイルムで真四角写真を撮るには、この方法が最善の方法と言える。逆に、フィルムの巻き直しの必要は無く、レンズを交換できたり、絞りやシャッタースピードを変えられるというメリットがある。

 36x24mmサイズのネガから750×500ピクセルの画面に引き伸ばしているのであれば、24x24mmのネガを500x500xピクセルの画面に伸ばせば拡大率は同じと言える。結局撮影時にトリミングするか、引き伸ばし時にトリミングするのかの問題となるが、真四角写真の出力を前提とするのであれば、撮影時にトリミングするのが、作者の現場での作者の意図をより伝えることになる。

カメラの体重測定

手持ちのカメラの体重測定をやってみた。(電池無しでの状態)
レンズ交換式だと600gを超えてしまうようだ。

機種 フィルムタイプ コマ サイズ 重量(g)
Ricoh GR1s 135 36x24 180
Contax T3 135 36x24 235
Rollei A26 126 30×30 290
Konica C35 E&L 135 36x24 350
Konica C35 Flashi matic 135 36x24 375
Rollei 35 135 36x24 380
Mamiya Sketch 135 24×24 440
Bessa-T+35mm/F3.5 135 36x24 590
Leica IIIf+35mm/F3.5 135 36x24 640
Contax Aria+35mm/F2.8 135 36×24 745
Leica M2+35mm/F3.5 135 36×24 765
Contax STb+35mm/F2.8 135 36×24 850
Canon FTb+nFD35mm/F2 135 36×24 1040
Contax RXII+35mm/F2.8 135 36×24 1090
Canon nF1+nFD35mm/F2 135 36×24 1130
SONY DSC-T30 デジタル 165
Ricoh GR Digital 2 デジタル 200

36mmフィルム 24x24mmフォーマット カメラ

 このWEBページにリンクのページを付けて、その中を見て行くうちに気になったのが、35mmフィルムで真四角写真が撮れるカメラ。35mmフィルムで真四角写真はフィルム上では24mmx24mmのサイズとなる。戦時中から半世紀前までぐらい作られていたようである。最初に気になったのが『Robot』というカメラ。次に『マミヤ スケッチ』、そして『ZEISS IKON TAXONA』。

『Robot』は最初はメッサーシュミットのガンカメラに利用されたようで、頑丈な作りで、重さも約620g。ちょっとしたお散歩カメラとしては倍ぐらい重い部類に入る。また、このカメラ[I→II→IIa→Star]という感じでモデルチェンジしたようだが、II型まではフィルムの送り側(パトローネ)と受け側に付属のマガジンが必要。IIa型から送り側は不要となり、普通のフィルムが使えるようになっていが、受け側のマガジンは必要。(中古では、マガジンが付いているか要確認。特にフイルム側マガジンはなかなか出てこない。)したがって、II型までは、撮影前にフィルムの暗袋での巻きかえが必要。さらに、IIaまでは巻き戻し機能もないので、これも暗袋が必要。結局、気軽に使えそうなのはStar型だが、あまり市場にでていないようだ。撮れる枚数は、36枚撮りで50枚ぐらいが安全圏のようだ。また、コマの間隔が狭いので、枠を残したプリントには苦労しそうだ。

次に目に入ったのが、『マミヤ スケッチ』。ハーフサイズカメラの先駆けとなったカメラ。ハーフサイズカメラの登場で、発表から1年あまりで駆逐されたようだ。とりあえず普通のカメラのように撮れるが、撮れる枚数は、巻き上げクランクが太いので、24枚撮りフィルムで36枚というのが限界のようだ。このカメラの難点は付属品。まず、①通常の三脚用のネジが付いておらず、変換のアダプタが必要。これが、ヤフオクでは1万円程度で出品されている。また、特注ケースが作られていいたようで、このケースにはこのアダプタまで添付されていたが、現在は在庫無しとなっている。②フィルター径が19.5mmで特注仕様となっている。③フードもはめ込み式のフード(42mm?)となっているため、安いフードが使えない。④フィルムの巻き戻しの手順が難解という記事が多くあるが、理解すれば問題ないだろう。
 ということで、『マミヤ スケッチ』を購入するときには、三脚変換ネジ付きのケース、フィルター、フードがセットになっているものが、あとあとの出費がなくて望ましい。と考えている時に、フードを除くセットが出品されたために、即落としてしまった。ということで、久しぶりのカメラ購入。フードは内径42mmのかぶせ型のようなので、おなじ仕様のCanonのメタルフードをヤフオクで落としてみた。合うかどうかは両方到着してからのお楽しみ。ただし、絞りの設定環がフードの中になるので、ほぼ絞り固定でつかうことになるだろう。

 『スケッチ』を落とした後に気になったのが、『ZEISS IKON TAXONA』。これにはTessar型のレンズが付いているもは、キリットしまった画像になるようだが、Tessar付きは数量は少なそうだ。他に「Novonar Anastigmat」というレンズが付いている個体もあるが、しまった画像を求める人は選ばないこと。『TAXONA』はヤフオクでは比較的安価(1万円前後)で入手できるようだが、もともと巻き上げが重いとか、経年変化でシャッターが固まって弱ってる個体が多そうだ。安い個体は修理不能の場合もあることを前提に購入する必要がありそうだ。

 24x24mmフォーマット カメラの記事は少ないが、それも2000年代の初めの頃の記事だ。その後デジタルに移行したしとも多いのだろう。最近の尋常ではないフィルム価格の値上げは、特にカラーで撮ってる人はフィルムからの撤退を考える契機になっているだろう。カラーネガの趣味が生き残る道も、シネマ用のカラーフィルムの自家現像しかないのだろう。

2インチのコアが届いた

 コダックに注文した2インチ(51mm)のコアが早速届いた。巻取クランクに取り付けてみたのが以下の写真。両脇からガイドで挟んでも、ゆるく回り、固定はされない。きつく巻くには固定する必要がありそうで、テープでとめるとか、なにか考えないと。

【追記】固定方法は、軸になるラベルリワインダの心に爪楊枝を貼ることで、滑り止めになった。(2023/11/25)

白黒現像液の自家調合のコスト

 コダックのD-76とデクトールが日本での販売を終了した現在、アメリカからの通販に頼らざるを得ず、その場合の価格は3.8L用の一袋が3,000円台の後半になっている。これも4~5年前の4倍近い。

 そこで、同等品を自家調合した現時点での製造コストを調べてみたのが下の表。なお、仕入れ元はヨドバシ通販。
 結果として、D-76同等は3.8L用の袋を6袋作った場合の、1袋当たりのコストが1,844円。現在かわうそ商店でD76同等品が1,870円で販売されいるので、D76にこだわるのであれば、この同等品を購入すればよいことになる。【2023/04/26】かわうそ商店の分は品切れになってます。同等の価格帯にマリックスの同等品があります。
 また、デクトール同等は4袋分作ったときの、1袋あたりのコストが2,809円なので、1袋あたり700円前後は安いということになる。国内に同等品があればいいが、昔何種類か試した時にデクトールにたどりつた経緯がある。そのときにはまだ、Gekkoの現像液があったが、今はそれもない。さすがに、デクトールの同等品はでそうにない。。ただ、印画紙用の現像液の自家調合は、プリントの調子を変えられるというメリットがある。

【追記 2023/12/01】D-72で最後の行を臭化ナトリウムとしていたが、臭化カリウム(ブロムカリ)の間違いでした。修正しました。結果2,531円が2,809円にアップしています。これを機会に、【SILVERCHROME BW PAPER DEVELOPER 10L用】など千数百円の現像液で試してみるのもよさそうです。ちょっと買ってみようと思います。

100ft フィルム巻から何本取れるのか?

 100ftの長巻からフィルムが何本とれるのかは、人によっていろいろ違っている。上限が21本、下限が17本ぐらいの感じ。フィルムローダと使い方によって違うのだろう。
 私が使っているAPのフィルムローダはもともと20個のパトローネとセットとなっているため、20個取れるような仕掛けがしてあるようだ。私の場合、面倒なので写真の左上のフィルムカウンターが一周回るたびにパトローネを替えている。その場合、153cmぐらい巻いていることになるようだ。これで20個と少し余る。


 フィルムの一コマのサイズは約3.83cm(23cm/6枚)。36枚で138cmとなるので、予備が15cmある。しかし、カメラのカウンターに合わせて”1″番のコマから撮影すると通常34枚しかとれていない。したがってあと2コマ分の8cm足りないことになる。36コマ撮るには161cmぐらい必要ということになる。

 30.5mで20本取るとなると、1本当たり153cmとなり、APのカウンタ-とほぼ合ってることになる。別のローダでは、36枚の場合、パトローネの巻き込みを30回まわすという指示があるが、これもやってみるとほぼ153cmとなる。したがって、フィルムローダの仕様としては、30.5mで20本とることを基本にしているようだ。36枚撮りたいのであれば、もう1、2回(1回で約6cm増える)まわす必要がある。その場合、取れる本数が1、2本減ることになる。若しくは、-1コマ目と0コマ目も撮ってみれば、今後使えるコマかどうか分かる。(自動で巻き込んで1コマ目から始まるカメラは無理だけど。)

KODAKダブルX B&H経由の購入のメリットは?

 コダック国内販売の価格は現在49,753円。B&Hでの定価は344$、輸送費入れて372.87$。レートを計算すると133.4円。したがって、現在のレートではメリットなし。

 では、1000ftで考えると、国内価格は124,399円。これは49753 x (10/4) = 124,382円から算出されていると思われる。よって1000ft買いも国内販売品はメリットなし。B&Hでは、定価は825.95$、輸送費入れて866.09$。レートを計算すると143.6円。したがって、8%ぐらいのメリットはあるが、長巻10巻分なのでグループで購入する以外これもメリット無し。  

2インチコアにフイルムを巻いた場合の直径

【以下の記事はフィルムの実物に基づき2023/10/02に改訂した。】

コアにフイルムを巻いた場合の計算をしてみた。
(フォントの関係でπ(パイ)とnが同じにみえてますが・・)

フィルムの厚さ:t[mm]
コアの外径:d[mm]
巻いたフイルムの長さ:L[mm]
巻いたフイルムの外径:D[mm]

なおコダックの資料によると、
https://125px.com/docs/unsorted/kodak/EN_ti0912.pdf
によると、kodak double Xのフィルムの厚さは0.114mm
とあったが、実際には別のタイプのDouble Xだった。

厚さを0.114mmで計算した場合、400ftで142mmの直径であるはずだったが、
Double x 5222の実物は160mmぐらいあった。
これから、フィルムの厚さを逆算して0.145mmと仮定した。

一回卷く毎の長さは、
L1=πd
L2=πd + π(d+2t) = π(2d+2t)
L3=πd + π(d+2t) + π(d+2x2t) = π(3d+2x(t+2t))
L4=πd + π(d+2xt) + π(d+2x2t)+ π(d+2x3t) = π(4d+2x(t+2t+3t))
したがってn回目には、
Ln= π(nd+t+2t+3t+ – – + (n-1)t)=π(nd+2xtxnx(n-1)/2)=nπ(d+tx(n-1))

ここで、フィルムの厚さはt=(D-d)/(2xn)なので、関係式は以下となる
Ln=nπ(d+tx(n-1))=nπ(d+(D-d)/(2xn) x (n-1))≒nπ(D+d)/2

① コア25mm(1インチ)に100ftフィルムフィルムを巻いた場合の計算は以下となる。
  Ln=nπ(d+tx(n-1))より、nに対する2次方程式となる。なお、d=25mm,t=0.145mm
  nxnxπxt + nxπx(d-t) - Ln = 0
  ここで、a=πxt=3.14159×0.145=0.4555
  b=π(d-t)=3.14159x(25-0.145)=78.0843
  c=-L=-30500
  これにより、100ft巻くための回数nは、解の公式により、
  n=(-b±root(bxb-4xaxc))/(2xa)=(-78.1816±root(78.0843×78.0843-4×0.4555x(-30500))/(2×0.4555)
   =186.9回
  フィルムの直径はt=(D-d)/(2xn)から、
  D=d+2xnxt = 25+2×186.9×0.145= 79.2mm となる。
  なお、Ln=nπ(d+tx(n-1))=186.9xπx(25+0.145x(186.9-1))=30.5m
  したがって、取手を187回ぐらい回せば30.5m巻けていることになる。

② 2インチ(51mm)のコアで巻いた場合も同様に計算すれば以下となる。
  a=πxt=3.14159×0.145=0.4555
  b=π(d-t)=3.14159x(51-0.145)=159.7657
  c=-L=-30500
  n=(-b±root(bxb-4xaxc))/(2xa)=(-159.7657±root(159.7657×159.7657-4×0.4555x(-30500))/(2×0.4555)
   =137.2回
  フィルムの直径はt=(D-d)/(2xn)から、
  D=d+2xnxt = 51+2×137.2×0.145= 90.8mm となる。
  なお、Ln=nπ(d+tx(n-1))=137.2xπx(51+0.145x(137.2-1))=30.5m
  したがって、取手を137回ぐらい回せば30.5m巻けていることになる。
  これにより、2インチ(51mm)のコアで巻いた場合も、ローダの内径は97mmなので問題ないことになる。ただし、キツめに巻く必要があるだろう。
  実際に137回巻きで4分割したところ、ほぼ当分割されていた。また、100ftフィルムをローダに入れてみたが、ほぼ計算どおりの隙間で入った。したがって、2インチコアに巻く場合には、正確に回数をカウントする必要がある。

③ 参考に400ftフィルムの直径を計算すると(d=51mm、Ln=122m)
  巻いてある回数は
  a=πxt=3.14159×0.145=0.4555
  b=π(d-t)=3.14159x(51-0.145)=159.7657
  c=-L=-122000
  n=(-b±root(bxb-4xaxc))/(2xa)=(-159.7657±root(159.7657×159.7657-4×0.4555x(-122000))/(2×0.4555)
   =371.1回
  フィルムの直径はt=(D-d)/(2xn)から、
  D=d+2xnxt = 51+2×371.1×0.145= 158.6mm となる。
  なお Ln=nπ(d+tx(n-1))=371.1xπx(51+0.145x(371.1-1))=122m

なお、フィルムの厚さ、コアの直径による、フィルムの直径の計算はこのページが有用。